駐日スイス大使にロジェ·ドゥバッハ氏が就任されました。クラブ·コンシェルジュは、文化交流を通じて両国の架け橋になるための取り組みをおこなっていますが、今後もロジェ·ドゥバッハ大使をはじめとするスイス大使館との協力関係の強化に努めて参ります。
我が国とスイスの外交関係は、徳川幕府とエメ·アンベール=ドロー率いるスイス連邦代表団が1864年に修好通商条約を締結した時に始まりました。以来、両国の関係は発展を続け、経済での結びつきの強化や、科学技術や教育分野での協力など、豊かで多様性に富む文化交流が行われてきました。
良好な関係が築かれている両国には共通点が多く、時間の概念からテクノロジー分野の強さなど、正確さを重んじる国民性、国を象徴する山々や、豊かな自然環境などがあげられます。
2024年に、日本・スイス国交樹立160周年を迎えたことを記念し、両国でグローバルな課題に取り組み、豊かな未来とバイタリティのための解決策を探求する、「Vitality.Swiss」プログラムを加速させ、本年開催される大阪·関西万博に向けて日本とスイスの多様なチャレンジを促進しています。
クラブ·コンシェルジュは、自らをシャスラワインの伝道師と名乗り、食の世界を通じてシャスラワインと鮨をはじめとする日本食とのマリアージュの素晴らしさを多くの方に知ってもらう取組を行っています。
スイスのワイン造りは紀元前ケルト時代まで遡ることができ、地域やコミュニティの歴史、伝統、土壌、気候などを反映しながら何世紀も受け継がれてきたものです。
スイスワインの年間生産量は1億4800万本。スイスは国土に対する葡萄の栽培比率は世界トップと言われています。生産されるほとんどのワインが国内で消費され、輸出されるのは全体のわずか1·5%です(2019年時点)。さらに、ほとんどの品種が、生産量が極めて少なく、スイスワインは世界的にみても稀少なワインとなっています。
スイスでつくられる代表的なワインは、クラブ·コンシェルジュでもお馴染みのシャスラです。シャスラの栽培とワインの醸造で有名なのはVaud(ヴォー)州にあるLavaux(ラヴォー)や、La Côte(ラコート)と呼ばれるエリアで、2007年に世界文化遺産に登録されたラヴォーの葡萄畑の息を呑むほどに美しい景観の中で育まれたシャスラワインは希少性が高く、手に入りにくいものとなっています。
クラブ·コンシェルジュではそのシャスラワインを主役にした美食会やイベントを多数開催しています。
両国の文化の融合を示すシャスラワインと日本食のマリアージュをお楽しみください。