LAVAUX/ラヴォー地区
ローザンヌとシオンの間に位置し、レマン湖が一望できる段々畑の景色がラヴォ―地区の自慢で、この地区のぶどう畑は2007年に世界文化遺産として登録されました。豊かな日差し、レマン湖の反射光、そして石垣の輻射熱が、ぶどうの木の生育に理想的な環境を与えています。ワインは構成がしっかりしており、複雑味があります。そしてはちみつやトースト香と長い余韻が、これらにさらなる個性を加えます。
CHABLAIS/シャブレー地区
レマン湖と、ヴォー州境のヴィルヌーヴから伸びる山並みの間にあるシャブレー地区。砂利混じりの土や山地を吹き下ろす暖かな風がブドウに凝縮感を与え、力強く、ミネラル感のあるワインに成長させます。上品で香り高く、リッチなル・シャブレー地区のワインは、フルーティーな香りや火打ち石のような香りで有名です。
La Cote/ラ・コート
ニヨンとローザンヌの間にあるラ・コート地区は、ジュラ山脈とレマン湖の気温調整機能に守られています。ワインは土壌により変化します。湖に近い標高の低い場所の粗い砂利はワインをエレガントに仕上げますが、標高の高い場所にある重い土壌は骨格のしっかりしたワインを生み、花や果物の香りを与えます。
BONVILLARS/ボンヴィラール
ヴォー州北部、ヌーシャテル湖の西側に位置するボンヴィラール地区の降水量はヴォー州でもっとも少なく、ぶどう生産に適した気候です。モンターニュープレーイヴェルドンからコンシーズに至る地域には、小さな村が点在しています。テロワールを表す大小の石灰岩とミネラルの多い土壌が、ワインに個性的な香りを与えています。